ふるた小児科クリニック|札幌市 西区|小児科 アレルギー科 発寒中央駅 税務大学校前

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2016年8月29日
フルミスト(噴霧型のインフルエンザワクチン)について
フルミスト(噴霧型のインフルエンザワクチン)について
【重要な周知事項】
欧米では、2003年以降導入されています。日本では、2015年現在、導入に向けての治験は実施されていますが、未承認です。この ”Flumist” を輸入しております。「重大な」副反応が生じた場合は、医薬品副作用被害者救済制度が利用できない可能性がありますので、ご注意ください。
※ワクチンの補償について
このワクチンの副反応は従来のワクチンと違いはありませんが、日本では未承認ですので国の補償は受けられません。(もちろん、医療は受けられます)何らかの重大な副反応が生じた場合、輸入業者である「MONZEN」の補償制度を利用しますが、裁判が必要になります。重大な副反応が起こった場合でも、何の補償も受けられないと考えて下さい。
(子細はhttps://www.monzen.co.jp/html/newpage.html?code=35 をご参照ください)
すべての予防接種は、ご本人(保護者)の意思に基づいて受けるものです。十分納得できない方は予約しないでください。
https://www.flumistquadrivalent.com/にメーカー発の情報があります。英文のページですが、研究実績の部分は、医学的知識がないと理解は難しいと思います。

以下、フルミストの概略です。なるべく平易な言葉を選んだため、正確な翻訳ではありません。ご了承ください。

(接種対象者)
2歳以上49歳以下の小児および成人を対象とします。
今回は数に限りがあるので1回接種のみ実施します。
2〜8才のお子さんで、過去にインフルエンザワクチンの接種歴がなく、且つ1度もインフルエンザに罹ったことのない方は対象外とさせていただきます。

ご注意:号泣するお子様は、経鼻ワクチン接種は実施できないこともあります。 泣いているお子様の場合、多量の鼻汁によって経鼻ワクチンの接種効率が低下します。点鼻後、我慢できずに鼻を噛むと効果が損なわれます。再接種はいたしませんので、自分のお子さんが受けられるかどうか実施動画などもご検討の上予約してください。明らかに口呼吸となるほど鼻閉感の強い時は、接種日の変更をお勧めします。

 (禁忌:接種できない方)
  1. 喘息:
    5歳未満で喘息発作のある人や、1年以内に喘鳴を認めた人は接種できません。(喘息を一時的に増悪させることがあります)
  2. 下記疾患で、慢性的に支障を認めている人:
    心疾患、肺疾患、喘息、腎疾患、肝疾患、糖尿病など代謝性疾患、貧血や血液疾患、嚥下障害や呼吸障害を伴う神経系疾患、免疫不全者
  3. 長期アスピリン服用中の未成年者
(接種に際して注意が必要な方)
一般的なワクチンの注意事項と同じです
  1. アレルギー・アナフィラキシーの既往者/特に重症の卵アレルギー患者
  2. インフルエンザワクチン接種後、過敏反応を認めたことのある人
  3. ギランバレー症候群を、認めたことのある人
  4. 4週間以内に生ワクチンの接種歴のある人
  5. 発熱や急性疾患を認めている人
  6. 妊娠中または可能性のある方
(接種後の注意)
  1. 接種後の過激な運動は避けてください。特にスイミングなどは、控えてください。軽いジョギングなど、通常の生活は可能です。
  2. 接種した日の入浴は、問題ありません。
  3. 経鼻ワクチン接種後に、軽い感冒症状を認める場合があります。37度台の発熱、鼻カタル症状、頭痛、咽頭痛など、気になる症状がある場合は ご連絡ください。
  4. まれに急性副反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。接種後 30分以内に、悪心・嘔気、めまい、意識障害、全身皮膚炎を認める場合は、すぐに医師に連絡してください。
ご質問のある方は、受診の上医師にお尋ねください(無料)。電話でのお問い合わせはお断りいたします。
従来のワクチンとの比較をまとめました。
フルミスト(鼻への噴霧)従来のワクチン(注射)
対象2〜49才生後6ヶ月以上〜
有効期間約1年4〜6ヶ月程度
予防効果
主にA型に関して
5歳未満で89%、7歳までは83%
12才までは、注射より予防効果が高い
小児で30%程度

年齢が上がるにつれて予防効果が高いとされている
仮に罹患しても重症化は少ないとされている
ワクチン
タイプ
生ワクチン
  1. 鼻やのどからのウイルスの侵入を防ぐ
  2. それでも侵入したウイルスを攻撃して発症を防ぐ
不活化ワクチン
  1. 鼻やのどからのウイルスの侵入は防げない
  2. 侵入したウイルスを攻撃して発症を防ぐ
副反応噴霧後1週間以内に鼻汁・鼻閉などの鼻炎症状発熱、接種部位の発赤・疼痛・腫脹
稀に起こる共通のものとして、アナフィラキシーショック、ギランバレー症候群など重篤な副反応があります
コメントインフルエンザは毎年流行する型が違うので、ワクチンの予防効果の評価も難しいのです。毎年春にその年の流行株を予測します。

成人のデータの比較では

予測株と実際の流行株が当たった場合
フルミストの予防効果 =< 注射の予防効果

予測株と実際の流行株が外れた場合
フルミストの予防効果 > 注射の予防効果

とされています。


   
当院の特徴紹介
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