特徴紹介|気管支喘息 アトピー性皮膚炎 食物アレルギー 夜尿症 発達障害|札幌市 西区|ふるた小児科クリニック

〒063-0831
北海道札幌市西区発寒11条1丁目10−75
TEL:011-671-1188
休診日:木曜午後、土曜午後、日祝、年末年始
医療法人社団 ふるた小児科クリニック
当院の特徴紹介

気管支喘息

治療のon/offは勝手にしないでね!

10年ほど前から、小児科の喘息薬にいくつかの薬剤が加わり、多くの患者さんは長期に入院しなくなりました。日常生活の上でも、以前に比べて症状は軽くなっています。ただし、依然として「治る」病気にはなっていません。

また、薬が「効いている」ということは、薬を用いないと「調子が悪くなる」ということです。大雑把な喘息の治療の流れとしては、「数年」にわたって薬を使用しなくても、発作らしい発作は起きなくなったら「ほぼよくなった」と考えます。長い間発作が起きないと、そのうち発作も起きにくくなるんだ、という程度にご理解ください。

飽くまで数年であって、数カ月でも、数日でもありません。症状がずっとないのに、まだ薬が必要?かと思う「何年」かが非常に重要です。

アトピー性皮膚炎

とにかく痒くないお肌に!

たぶんアトピー性皮膚炎は予防できません。
何歳で始まるかは、お子さんによって違うと思います。

通常お子さんに見られる「湿疹」の治療の基本はスキンケアと外用(軟膏)になります。多くの場合ステロイド軟膏を大なり小なり使用します。大半のお子さんは軽症なので、指示通りに使用していただければ、副作用はほぼ起きません。

重症な方は、多少の副作用はご了解の上で、ステロイドや他の免疫抑制剤の使用を慎重に進めることが肝要です。多少の批判を恐れずに書くと、自然食品も民間療法も効きません。効いた人もいるでしょうが、それはお宅のお子さんではないとお考えください。

ステロイド軟膏なしで頑張ることが可能な例もあるようですが、その時はお子さんとしっかり話し合うことをお勧めします。

「痒い」のは「痛い」よりも、我慢することが困難な感覚です。

食物アレルギー



札幌は、昔そばアレルギーに関連してお子さんが死亡したこともあり、昨年から小学校の給食で食物アレルギーの対応が始まっています(卵・牛乳に関する代替食)。

乳児期に牛乳や卵のアレルギーを指摘されて、その後それっきりになって食物制限をご家族が一生懸命続けているお子さんを時々見受けます。大半は2-6歳以前後までに食べられるようになるので、一度主治医に相談してください。

症状によっては、経口負荷試験と言って原因食品を実際に食べてみることもあります。当院でも、状況に応じて実施しています。

緊急の自己注射「エピペン」も取り扱っています。

夜尿症

相談はお早めに

週に数回程度の夜尿は、本人・ご家族とも心配の種となることがありますが、
小学校入学ごろまでに80-85%、10才頃までに95%以上のお子さんは改善するようです。ということは、残りの5-20%のお子さんは夜尿が続くということですね。

6歳以上になっても、週に3-4回の夜尿が続くとき「夜尿症」と名前をつけることが出来ます。小学生以上で、週5-6回夜尿のあるお子さんの場合、自然治癒に要する期間は「あと5-6年」とお考え下さい。遅くとも中学卒業するまでには何とかなるでしょう。
つまり、「意外と続くもの」なわけです。いわゆる夜尿症以外に、何らかの排尿機能の異常があって検査・治療が必要なのか、検討した方がいいこともあります。
治療などしないで「じっと改善するのを待つ」ということであれば、「起こさない」「叱らない」「焦らない」の原則を貫いて下さい。
特に「起こす」ことでいい結果は一つも出ません。

治療と言っても、薬ひとつ、手術ひとつでピタッとよくなることはありません。
当院では、日本夜尿症学会のガイドラインに沿って診療しています。
治療に反応して夜尿が改善するのは60-70%ぐらいです。平均治療期間は数年になります。
本人とご家族がそれなりの覚悟をもって臨んでいただかないと続きません。

5年生の宿泊研修や6年生の修学旅行の直前に来院される方がおられます。
「その日だけ止める」ということはほぼ不可能です。
仮に効果が出るにしても安定して軌道に乗るまで、3か月以上はかかります。
なるべく早めに相談してください。

発達障害



マスコミでも広汎性発達障害とかアスペルガー症候群などの言葉が飛び交うようになりました。ネットでも色々な情報が溢れています。
「ひきこもり」との関連も取り沙汰され、昨今の犯罪報道とも相まって調べれば調べるほど、却って不安になるかもしれません。
病気というよりも、性格・個性・社会性の障害という風に捉えたほうが理解しやすいと思います。病名よりも本人の今の状況が大切です。

H22年現在、医療・教育体制は必ずしも十分ではありません。診断が出来ても、その後のケアの大半はご家庭と学校・幼稚園で行われます。
医療側も教育側も圧倒的にマンパワーが不足しています。
いわゆる「身体障害」とは、色々な面で一線を隔しており、制度としても、施設(ハコモノ)としても行政の方向が定まっていません。
周囲の方々の理解と、早期の対応が必要になることが多いです。
9年間の限られた義務教育の年限の中で、「普通学級」へ行かせたいというご家族の希望が、必ずしもいい方向に向くとは限りません。
お話を伺って、必要とあれば専門機関への紹介も行います。

当院の特徴紹介
治療のon/offは勝手にしないでね!
とにかく痒くないお肌に!
相談はお早めに

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